FinTech大歓迎!次世代の夫婦税理士(前編)
〜後藤税理士事務所 後藤 和幸/後藤 ルース比呂〜

インタビュー@後藤税理士事務所 湘南ビジネスレビュー http://shonan.bizrevi.com #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA

「あー税金マジパネェー……もう個人じゃ無理!税理士探そ!カタカタ、ターーーン!」という具合に編集長が見つけたのが、「後藤税理士事務所」だ(※一部フィクションです)。「鎌倉+税理士」の複合ワード検索でググるとトップ表示されるWEBサイトは、構成がとても良くできていて、何よりスタイリッシュでかっこいい。僕らの思う「税理士なWEBサイト」とは全く異なるものだった。ここは随分WEBに力を入れてるな、どこかデカイ資本が入ってるのかな?とサイトを見ていくと意外にも夫婦2人で経営している事務所だ。しかも若い。興味ある職種(主に編集長が)、WEB使い上手い、若い夫婦、そしてもちろん湘南地区。こちらもキーワードが出揃ったところで早速取材してみました。

後藤 和幸(ごとう かずゆき)

税理士・ファイナンシャルプランナー/後藤税理士事務所

プロフィール) 1981年生まれ。地元川崎の大手会計事務所勤務後、2015年9月に独立開業。趣味はサッカー、フットサルにマラソンと結構なスポーツマン。インタビューの中にも体育会系っぷりが随所に出てました笑。

後藤 ルース比呂(ごとう るーすひろ)

税理士/後藤税理士事務所

プロフィール) 1981年生まれ。小学校時代をOC(オレンジカウンティー)で過ごし、中学校から藤沢へ。旦那さまとは対象的に「インドア派のオタク気質です」とのこと。取材前、インタビューには不参加希望でしたが、我々の強い希望で参加いただきました。

税理士の免許と科目

後藤税理士事務所ホームページ(http://goto-taxaccount.com/aboutus/)より抜粋

後藤税理士事務所ホームページ(http://goto-taxaccount.com/aboutus/)より抜粋

ーーご夫婦ともに税理士ということですが、社会人の最初から税理士ですか?

和幸さん(以下、和) 税理士事務所で勤務していたんですけど、資格合格は二人とも平成24(2012)年にちょうど5科目目が終わったところです。

ルース比呂さん(以下、ル) 一緒に税理士試験に合格したんです。同じ年に。

 よりによって一緒の相続税法に。

ーー5科目合格しないと免許が取れないという制度なんですね。

 一般的には。

 登録が出来ないんです。

 ただ、5科目取る人って税理士の中で三分の一くらいなんですよね。大学院に通うと2科目免除されたり、税務署OBさんは25年くらい勤めると税理士資格が得られたり。なので、この年齢で5科目というのはあまりいないので、これはぜひホームページに載せておこうと。

※和幸さんは、「簿記論」「財務諸表論」「法人税法」「相続税法」「消費税法」の5科目、ルース比呂さんは「簿記論」「財務諸表論」「所得税法」「相続税法」「消費税法」の5科目合格

ーー「税理士」という免許制度の職種で、どう自分の強みを打ち出すのか不思議だったのですが、こういうバックボーンがあるのですね。

 そうですね。それでアピールをしたくて(ホームページに)載せておきました。

 そうなの!?

一同(笑)

チャレンジと堅実、それぞれのキャリアプラン

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ーー和幸さんは、今の税理士事務所を立ち上げるまでのキャリアプランはいつごろから考えていましたか?

 学生中に思っていたキャリアプランですね、社会に出るときに3科目は持っていましたし。その後働きながら2科目取りました。

ーーちなみに学生の時に税理士を目指そうと思ったきっかけは?

 私、勉強を一切しなかったんですね。なにかにチャレンジしたい気持ちだけはあって、ずっと人生を考えてたんですけど。バイト先のオジサマに毎日「お前は何やって生きていくんだ」っていじめられていたんです(笑)。チャレンジしたいという気持ちと、算数が得意だったんです。数学ではなく(笑)。
それで、(税理士を目指して)やってみようと思って飛び込んだまま、突っ走ってきましたね。

ーー何のバイトを?

 居酒屋です。もう個人事業の。有限会社でしたけど。
地域に3店舗あるくらいの規模の。7年くらいバイトしてて。社長と店長しかいない環境だったので、ずっとそいういう人達と接していて鍛えられました。店長が倒れてしまって私しかいないとか、そういう経験が大きかった。二十歳くらいで経営考えるようになりますもんね。「あれ?客がこない」って(笑)。

 経営者さんたちと仲良くて、色々お世話になって。ひどい学生時代だったんでしょ、だって。手のかかる子ほどかわいいという、たぶんそちらの方だったんだと聞いていますよ。

一同(笑)

ーーやはりそのバイト先の社長や店長の影響が大きい?

 そうですね。私へ「何をして食べていくんだ、お前は」という話を良くされていて。形式の積み重ねという話じゃなかったんですよね。「誰に何をして、お前は家族を養っていくのかをちゃんと考えろ」と。それは店長の言葉なんですけど。その人(店長)は「秋田から出てきて、ご飯を作って家族を養うと決めて、今いる」と仰ってました。

ーールース比呂さんは、なぜこの業界に入ろうと思ったのですか?

 最初、税理士は考えてなかったんです。とにかく当時は就職難で景気が良くなかった気がするんですね。で、資格が欲しいなって、まずは簿記一級を取ろうって目標を作って、それで簿記の勉強を始めたところ、意外と面白かったっていうのがあって。どんどんステップアップしていくと最終的に税理士か会計士かっていうところになってきて。で、税理士の方がどちらかというと身近なんですよ。いろんな法律もあるけど、特に所得税はいろんな個人事業の方ともお話ができますし。なにかの役に立つなら、税理士の方が楽しいんじゃないかなと。あまり、すごく思いがあって、って訳ではないんですけども(笑)。

税理士と会計士、何が違うの?

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ーー税理士と会計士って何が違うのでしょう?

 基本的に税理士は個人とか中小企業。会計士は大企業の会計監査がメイン。会計士も登録をすれば税理士になれるんですね。

 会計士さんと弁護士さんは税理士登録できますね。

ーー兼務されている方って結構いますか?会計士と税理士の棲み分けってありますか?

 会計士でも税理士の登録をして税理士としてやってらっしゃる方もいらっしゃいますね。

 会計士さんは会計監査、上場企業の監査。世の中の人が騙されないように。税理士は税務署との間にたって税金計算をして納める、と。

10年前まで広告禁止だった

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ーー税理士はどういう営業活動をしているのでしょうか?あまり営業しているイメージが無いのですが。

 10年前くらいまで禁止でしたね。14年前だったかな?広告とかだしてはいけなかったんですよね。
ダイレクトメール(DM)でしたり、ああいうものが認められた年が、いつだったっけな……顧問料も最低報酬額画決まってたんだよね。

 うん、決まってた。

 ただ、昔はネットも無かったですし、普通の方が法律を調べるなんてまずしなかった。

ーー宣伝広告が可能になって、DMを送るような営業活動が一般的になったのでしょうか?

 そうですね。やっぱりタイミングとして新規設立の方でしたり、相続にぶち当たった人は税理士を必要とするので、どこかで情報を得ながらそこに「税理士どうですか?」という営業を。

ーー最近は相続のようなスポットでのご依頼も多い?

 そうですね。最近改正があったので。去年(2015年)か。

 税率といいますか、前は相続税は5000万円までは絶対かからなかったんですけど、今は3000万円になって、一気に変わりました。相続税の対象が一気に増えた。相続税は、誰が相続するかでしたり、退職金として受け取れば500万円は税がかからなかったり、一つのアドバイスで税理士報酬分は元が取れます。

士業間ネットワーク

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ーー相続って、どういう流れで税理士へ話が行くのでしょう?葬儀屋は病院に張り付いていたりしますが。

 そうですよね、葬儀屋さんはそこからですもんね。

 やっぱりホームページと知り合いが半々くらいでしょうか。

 どこかに張り付いたりはしていないです(笑)。

 あとは他業種。司法書士さんでしたり。親が亡くなって、財産を持っていて、どこに行けばいいかわからないと思うんですよね、一生に一回のことが起きると。そこで税理士にいくのか。相続税が心配な方は税理士に来て……

 名義変更するじゃないですか。それで司法書士さんのところに行って、申告とかはどうなっているのかということで、司法書士さんから連絡をいただいたりとか。そういうパターンもあります。

 司法書士さん、弁護士さん。

 まぁ、もめないと弁護士さんはないですけど。

ーー士業同士のネットワークはありそうですね。

和&ル そうですね、ありますね。

 無いと生きていけないというか。

ーー積極的にそういう方達が集まる場に行かれますか?

 ただ、そういう場に行くと、あまり好きじゃない士業の方が集まっている場合が多いです(笑)。私はサービスを提供した後にお金をもらうという順番で考えているんですけど、中には、いかにもらうためにどうしゃべるかでしたり。たまたま出会った人がそうだったのかもしれませんが。

 別に、いいじゃないですか(笑)

ーーサービス提供後にお金を貰う順序だと、お金にならない時間も増えるかと思いますが。

 私達の職業の業態として、一度関わるとそんなに変更ってないと思うんですよ。私も働いているとき一度も断られたこともなかったですし。そう考えると最初に(サービス提供して)信頼関係を築き上げられれば、提供した分信頼していただけますし、順調に関係をつくれるような。

 最初が肝心っていうこともあるので。最初にいろいろと「これはいくら」「あれはいくら」って言われるのは嫌じゃないですか。もちろん料金の明示をはっきりするってこともすごく大事だと思うんですね。自分がいくら払うかもわからないままサービスが進んでいくのは嫌だと思うので。その辺を話したうえで進めていくのが信頼関係につながるのかなと思っています。

後編では、ホームページのSEO実例や近年話題のFinTechへの考え、未来の税理士像についてのインタビューを公開予定!更新は来週月曜日!2月6日!(予定!)後編公開しました>

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