魂が喜ぶことを自然体で楽しみ続けたい(前編)

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海と自然と旅をこよなく愛する、サーフ・ヨギーニの岩崎玉緒さん。
ヨギーニとは、女性のヨガ修行者のこと。現在はヨガ・インストラクターの仕事をしながら、 多数の事業者からスポンサーやアンバサダーとしてのサポートをうけつつ、サーフィン、音楽や食とのコラボレーションイベントのオーガナイズ、雑誌や書籍の監修、フィットネス・モデルなど多忙な日々を送っている。
振り幅の大きなキャリアを選択しながら生きて来きた玉緒さんは、自らを「おもしろいキャリア」と言う。そのキャリアを振り返りながら、現在、そして今後の 活動について、玉緒さんの活動ベースのひとつBEACH 葉山 アウトドアフィットネスクラブで話を伺った。

 

岩崎玉緒(いわさき たまお)

プロフィール)
海と自然をこよなく愛するヨギーニ、サーファー、フラダンサー。現在は、アウトドアフィットネスを中心にビーチヨガや体と心の治癒力を上げるヨガを指導。ライフスタイルの中で自然にふれ、からだを動かすことを提案し、発信している。アスリートにむけたコアヨガとリストラティブや陰ヨガの陰陽をとりいれたヨガを考案。自身もトライアスリートとして二年連続エイジ優勝をはたす。
丁寧で分かりやすい指導は幅ひろい年齢層に人気。バリ島ウブド、 沖縄、伊豆など国内外にて“サーフ&ヨガリトリート”を開催。ヨガ本、雑誌の監修、フィットネスモデルを務める。東京書籍現代社会の学校教材“働く先輩の言葉“のDVDに出演。アウトドアスポーツイベントや野外音楽フェスにヨガ講師として多数出演。海の上でパドルボードに乗ってヨガをする、“SUP YOGA”のインストラクターとして話題をあつめている。

Web Site: ハッピースマイルのブログ


 

 

私、すごくおもしろい経歴なんです。

--ヨガのお仕事を始めてどのくらいなんですか?

岩崎:7年です。インストラクターを中心に、ヨガツアーを主催したり、自然、サーフィン、音楽、食などのコラボレーションイベントのオーガナイズもやっています。

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--元々、航空会社のお仕事をされていたとのことですが、なぜヨガの世界に?

岩崎:私、すごくおもしろい経歴で、みんなにもよく言われるんですが・・(笑)

元々、体育大学に行ってたくらい、体育会系な人間なんですよ。でも両親が航空会社に勤めていた関係で、 ずっとキャビン・アテンダント(CA)になりたいと思っていたんです。実際に、大学3年生の時に全ての卒業単位を取り、同時期に航空会社から内定を頂きました。大学4年生は卒業見込みとして学校には行かずに済んだので、1年間成田空港でグランドホステスとして勤務していました。

ところが、国際空港で働くうちに英語をもっと学びたいと思い、一年間カナダのビクトリアに小学校の先生としてインターンに行くことにしました。

そうしたら、帰国直前に交通事故に遭ってしまって、、、。ICUに入って、生死の堺をさまようほどの、かなり大きな事故でした。記憶も2日間くらい飛んでいましたね。下半身が全然動かなくて、カナダで1ヶ月くらい松葉杖生活。大変でした。

離れて暮らしている家族に心配かけたくなくて、事故のことは内緒にしていたので、相当辛かったです。体育会でバリバリ身体動かしていたのに、まったく動けなくなって、ちょっと精神的にも病んでしまいそうな状態でした。

 

ヨガとの出会い

岩崎:入院していた病院のインド人ドクターにヨガを勧められたんです。そしたら、身体だけじゃなくて精神面もすごく元気になって「うわ、ヨガって凄い!」って。それがヨガとの最初の出会いでした。それで、その先生に導かれてインドに渡り、アメリカ、アジア、ヨーロッパと世界中をバックパッカーで周りました。その時に、ヨガのインストラクターの資格も取得しました。

--それでヨガの世界に?

岩崎:いえ。やはり学生の頃の憧れを捨てきれず、帰国して大手航空会社の勤務に就きました。バックパッカーの世界一周から帰国して、すごくヨガに魅せられていたし、その時はとても悩みました。

航空界社での仕事は、職場の人間関係も良くて充実していました。飛行機を一機飛ばすのに、どれだけ多くの人が関わっているか学びました。チームワークが重要でいかに先を読んで行動するか、その為には一緒に働くクルーへの想いやりが大切なんです。チームで動くことが多いから楽しかったし。ずっとチームワークのスポーツをやってきたので、チームで助け合うという精神が好きなんでしょうね。

でも、交通事故で自分が苦しい思いをした時に、回りの人に凄く助けてもらって、みんなに恩返しがしたい、そうゆう想いが溢れてきたんです。もっと深く人と関わりたい、そして、身近な人をもっとハッピーにしたい、健康にしたいという思いがだんだん大きくなってきたんです。

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--そこから、ヨガを仕事にすること決めたんですね。

岩崎:はい、最初は怪我のリハビリの為にやっていたものが、ライフワークになるにつれ、今が幸せだと気づかせてくれるツールになっていきました。愛を感じ自分が生かされていることを感じさせてくれた大切なもの。こんな豊かな気持ちにさせてくれるヨガにどんどんハマッていきました。

執着しない/捨てる美学

--航空会社を辞める時に迷いは無かったんですか?

岩崎:なかったです。周囲からはすごく止められましたけど(笑)。私としても、仕事が一番楽しくやり甲斐がある時期でしたが、逆にそういう良い流れの時にこそ、新しいことにチャレンジすべきだと思ったんです。きっとあのまま航空業界にいたら金銭面でも安定していたし、ある意味楽だったからもしれません。会社に守られていた感覚で安心でしたし。でもその状況に執着したくないなと思って。なんていうか、私の中に「捨てる」という美学があるんです。

実は、ヨガの仕事も簡単に軌道に乗ったわけじゃないんですよ。でも、いろんなものを手放してったらスコーンと自然に入ってきて。

魂が喜ぶことを自然体で楽しみ続けたい/岩崎玉緒

 

--まず先に手放してしまおう、と。

岩崎:そうですね。思い描いていたことが、だんだん実現するようになってきたなって実感しています。それだけ努力してきた自負もありますけど、やっぱり手放した結果、新しい出会いや繋がりができました。回りの方にも恵まれ、そんな皆さんに助けてもらいながら、今の私があると思っています。

カナダのインターンシップで帰国の時にも、「こっち(カナダ)で働けば?」って言われたんです。良い職場だったし、信頼関係もあって安定してるし。すごく悩んだ結果、新しい世界をみるために、手放して別の世界に行こうと思いました。潔く、そして執着しないって私の中ですごく大事です。

--安定した世界を出て行くって怖いですよね。

岩崎:ですよね。でも勇気というか、チャレンジ精神があれば、また絶対新しい気付きと発見があるって思うようにしています。

昔は八方美人みたいなところもあったんですよ。みんなと仲良くしなきゃ、、とか。人間関係が重たく感じる時もありました。でも今は、自分自身があるというか、不思議と流されない自信があるんですよね。手放しても大丈夫、みたいな。特に根拠はないんですけど(笑)。

 

後編(8月25日掲載予定)に続く。

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