「人と人」というあたたかみを大切に(前編)

 

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インターネットでのサービスが多様化し、さまざまな形での情報発信が可能になりました。

資本力のある大企業や、土地勘のあるIT企業だけではなく、個人事業主や地域の商店など中小の事業者が、インターネットを活用して収益をあげるチャンスは広がってきていると感じています。湘南ビジネスレビューも、そんな世界観からスタートした地域メディアです。

今回のインタービューは、まさにそんな世界観で地元藤沢市を拠点に事業を行っている「鵠沼三丁目デザイン」代表の鎌田啓佑さんです。地域に根ざした「街のインターネット活用相談屋さん」を目指す鎌田さんにお話を伺いました。(取材協力:Share Surf Room

 

鎌田啓佑(かまた けいすけ)

藤沢・鎌倉のホームページ制作 鵠沼三丁目デザイン 代表

プロフィール)
1977年生まれ。中学で鎌倉に移り住み、現在は藤沢市在住。大学時代からダブルスクールでWeb制作を学ぶ。大学卒業後、サーファー向け波情報・気象情報サービス提供会社~CSRコミュニケーションの支援企業を経て、2012年「鵠沼三丁目デザイン」を設立。趣味はサーフィンとTシャツ作り

 


 

波と気象とweb制作と

 

--まず、鎌田さんのキャリアを教えてください。

鎌田:大学生の時はwebの専門学校とダブルスクールをして、大学を卒業してすぐ、サーファーに向けに波の情報を発信するiモードサービスの会社に入りました。Webとサーフィンが好きだったので、自分の中でピタッと来る選択でした。

仕事は波を見て、伝えるという本当にシンプルなもので、毎日、七里ヶ浜から大磯(週に一度湯河原まで)車かバイクで往復していました。で、早く終わるとサーフィンして(笑)。波の様子を伝えるには、実際に海に入ってみることも大事。なので、サーフィンするのも仕事のうち、という雰囲気が社内にありました。

--サーフィン好きには嬉しい毎日ですね!

鎌田:そうですね。最高でした(笑)。
波の情報を伝えるだけではなく、波を正確に予想することで付加価値を付けて行こうという会社の方向性もあり、気象予報士の資格も取得しました。Webの知識と技術を持っていたこともあり、自社サイトの制作・管理も担当し始めました。実は、波のチェックだけではちょっと物足りなさと、正直なところキャリア的な不安も感じはじめていたので、グッドタイミングでしたね。「波チェック・気象予報・Web」、そんな3本柱を中心に仕事をしていた感じです。

--すごい。なかなか無い3本柱ですね。

鎌田そうですね(笑)やりたいことを受け入れてくれる、大好きな会社でした。
そして、段々とwebデザインを中心にやっていきたくなったのです。でも会社としては、それよりも波の予想業務やウェブの運用を中心にやってほしい。

「ウチではwebデザインの仕事は用意してあげられないから、(新しい場所で)がんばれ。」と応援してくださいました。そんな経緯で、5年勤めたその会社を辞めました。

 

「エネルギー最大化」の模索006

鎌田:そして、企業のCSR活動をウェブを通してサポートする会社に入りました。例えば、企業の社会貢献活動に関するWebサイトを制作したり、募金と活動の周知を両立できるクリック募金という仕組みをご提案するような仕事です。そこで、Webデザイナーとして制作を一から学び、最後は営業も経験させていただきました。

しかし、私もクライアントも「企業と企業」として仕事をするので、お互いいろんなものを背負っている。仕事相手の担当者さんたちは、皆さまそれぞれ一生懸命だし、こちらも本気で仕事をしていましたが、ありのままの「人と人」じゃない感じがしたのです。もっと、目の前にいるこの人のためにやりたい!と思えるような仕事がしたいと感じました。そしてこの会社にも5年勤めて、独立を決意しました。

--独立するビジョンはずっと持っていたのですか?

鎌田ありましたね。20代の頃から、いつか地元で独立して、サーフィンをしながら暮らそうと思っていました。

20代の頃は自分の中でサーフィンがものすごく大きい存在でしたが、独立する30代になると、「自分が仕事として、エネルギーを最大化できることってなんだろう」と考える変化の時期になった。そうして模索していって、「身近な人と濃いコミュニケーションをとりながら仕事をすること」が自分にとってのそれだと気づきました。

--その手段として選んだのが、webデザインだったのですね。

鎌田はい。地域の魅力的なお店や企業と一緒に仕事をしたいと思いWeb制作事務所をスタートしました。それがいちばん自分にとってモチベーションとなる、エネルギーがうまく回転する仕事だと感じて。あとはやっぱり、自由にサーフィンを楽しみたいという思いも大きかったです。(笑)

後編(10月6日掲載予定)に続く。

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