鎌倉発・ネットから生まれた手作りスモークチーズのお店(後編)
~北鎌倉燻煙工房(きたかまくらくんえんこうぼう)~

SNSは「自己成長メディア」。新しい「概念」を提示し形にしていく。

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–「鎌倉古民家バンク」や「北鎌倉燻煙工房」ではネットを積極的に活用されていると思われるのですが、実際の効果はどうなんでしょうか?

島津:「北鎌倉燻煙工房」はそもそもフェイスブック上での友達とのやりとりから始まったこともあるので、SNSは積極的に活用しています。実際、ネットで知ってこの「北鎌倉燻煙工房」にいらっしゃるお客様は多いですね。
僕自身、SNSは単なるPRツールではなく、「自己成長メディア」だと思ってるんですよ。

–「自己成長メディア」ですか?

島津:言い変えると「背伸びメディア」とでも言うのかな。
まだ実現していない「概念」を提示して、自ら行動してみる。そんな一連の流れをSNSで積極的に発信していくんです。
すると、共感を持ってくれる仲間が現れたり、有意義な情報が集まってりして、どんどん実現に向かって加速していくんです。
古民家再生の時もそうだったし、シェアハウスやこの「北鎌倉燻煙工房」の場合もそうです。
だから、僕の場合、いつも実際の自分より3割増しくらいネットではいい人を演じているような気がします。(笑)

–そういえば、島津さんが経営されている制作会社の名前も「イメージプレゼンテーション(概念の提示)」ですよね。

島津:映像制作も、古民家再生やシェアハウスも、その時点ではまだ存在しない「新しい概念」を提示して形にしていく、というプロセスは同じなんですよね。
そして、そんな概念を提示して上手くいくと、みんな同じようなことを始めちゃうので、今回の「北鎌倉燻煙工房」は誰にも真似されないユニークなビジネスにしようと思っています。(笑)

 

鎌倉の町並みにあった「小商い」を若い人たちと一緒になって創っていきたい。

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–様々なビジネスをてがけていらっしゃいますが、今後の展開や将来の夢というのをお伺いしてもよろしいですか?

島津:「北鎌倉燻煙工房」で自らお店を経営してみて、最近すごく感じるのは、商店の存在ってその町並みに一番面している部分で、いわば商店のあり方がその町の雰囲気に一番影響を与えていると思うんですよ。

僕の基本的なモチベーションは「鎌倉愛」なので(笑)、鎌倉の町並みをこれからも守っていくために、これからは若く才能のある人たちに古民家を店舗用として提供しながら、小さい商いを鎌倉にどんどんインストールしていきたいと思っているんです。
実際、稲村ヶ崎のほうで店舗つき住宅をそのような形でプロデュースし始めたんですよ。

–古民家再生の新しい展開ですね。

島津:実はそこにはちょっとした危機感があります。最近地方の町にできる「おしゃれな」お店がみんな同じスタイルやファッションで作られているのをよく見かけます。
僕はそれを「商店の中目黒化」と言っているんですけどね。
東京で流行っているデザインをそのままコピーしたようなお店です。
僕はそれをやってしまうと、鎌倉らしい町並みが失われてしまうんじゃないかと思っているんです。
だから、僕はこの価値観に共感してくれる若い人たちと一緒になって、古民家を活用しながら、鎌倉らしい「小商いの街」を創っていきたいと思っています。

それとその後、65歳くらいで隠居したら「未来予測家」みたいなこともやってみたいですね。(笑)もうその頃は自分で新しいことはしないと思うので、今までの経験を活かして、ちょっと無責任だけど、未来を予言するだけみたいな仕事。(笑)

 

大切なことは、自分がなりたい「概念」を言い続けること。

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–フェイスブックを拝見すると、ヨットがご趣味のようですが、ご自身で所有されているんですか?

島津:はい、4年前くらいからヨットにハマりまして、中古のヨットを購入したんです。
不動産のビジネスでベースの生計は立てているのですが、このヨットを楽しむための費用くらいは別のビジネスで立てなければ、と思ったのが、実は「北鎌倉燻煙工房」のビジネスをはじめた理由でもあります。(笑)

–なるほど。(笑) とても羨ましいライフスタイルです。30代から40代の下の世代に向けて、そんなライフスタイルを構築する秘訣みたいなものがあればアドバイスいただきたいのですが。

島津:まず、僕は何事もあまり深く勉強しないんですよね。
勉強から入ると過去の概念の枠にはまってしまって、それ以上のひらめきが生まれないんです。
そんなことより、自分がなりたい概念をはっきりさせて、それを世の中に言い続けることが大切なんじゃないかな、と思うんです。
すると、自分のまわりに自然とその概念を実現させる要素が集まってくるんですよ。人とか情報とかチャンスとか。
最近、ネットの技術もそうじゃないですか。この人に合う情報は何か?というのをグーグルやフェイスブックが察して、その人ごとに合った情報を優先的に出してくれますよね。そのためには、自分がなりたい概念をはっきりさせて、まわりに伝えていくことが大切なんじゃないでしょうかね。

–勉強になります。このたびは貴重なお話ありがとうございました。

島津:また迷うことがあったら、次回は「未来予測家」ビジネスの一環として相談に乗りますよ。(笑)

 

インタビュー締めのひとこと

——島津さんにとって湘南で働くとは?

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(おわり)

 

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